2014年。
私は不動産の窓口株式会社を立ち上げました。
そして、創業の年に書いた代表者挨拶の最後に、こんな一文を残しています。
「不動産の窓口株式会社を、街の便利屋さんとしてご活用ください。」
あれから、12年。
私は今、いよいよ、その言葉を本気で形にしようとしています。
「すごく素敵なお部屋ですよ」と不動産営業マンに言われ入居したアパートが欠陥物件だったり。
物件を見に行った際、手付金を払わないと帰らせてもらえなかったり。
希望予算より高額な物件ばかり紹介され「他に物件はありません」と契約を急かされたり。
退去時に敷金以上に多くのお金を請求されたり…。
私の不動産業界に対するイメージは、最悪でした。
そんな私が、不動産業の門を叩いた理由――。
それは、自分と同じ様に、不動産会社を信頼出来ないお客様が、実はすごく多いんじゃないか?
お客様の為に、嘘をつかず正直に仕事をすれば、多くの方に喜んでもらえるのではないか?
という、とても単純なものでした。
実際に従事した不動産業の世界は、想像以上にやりがいに溢れたものでした。
お客様の人生の重要なシーンのお手伝いができること、
そして、お客様が「いい家を買えたよ、ありがとう」と言ってくださるのが嬉しくて、
ただただ一生懸命に働いた日々。
しかし、サラリーマン当時の不動産業界は、私がお客さんの立場で感じていたように、
強引にお客様に契約を迫る、詐欺まがいな営業手法やお客様へのウソが社会問題にもなっていました。
私が勤めていたのは、そのような会社ではなかったものの、
不動産業界への世間の厳しい視線の中、ある思いが沸き起こりました。
「お客様に売り込むのではなく、お客様が心から安心できる不動産営業マンになりたい」
その思いを形にしたくて作ったもの。
それが、不動産の窓口株式会社だったのです。
不動産の窓口を立ち上げた2014年、
私は代表者挨拶の最後に、こんな言葉を書いていました。
「私たちは、企業としては大きくなくてもいい。
ただ、その代わりに、地域の方々に必要とされる存在でありたい。」
「どんな大きな仕事や売上よりも、
たったひとことの『ありがとう、助かったよ』の言葉が、
私たちを動かします。」
「どうぞご安心いただいて、不動産の窓口株式会社を
『街の便利屋さん』としてご活用ください。」
あれから、12年。
おかげさまで、この街でたくさんのお客様にご縁をいただき、
不動産事業に加えて、介護事業も担うようになりました。
そして、12年経った今、私はこの「街の便利屋さん」という言葉と、改めて向き合っています。
不動産の仕事をしていく中で、
私たちはお客様から、不動産以外のお困りごともたくさん相談されてきました。
「電球が高くて、自分では替えられない」
「庭の草が伸びてきて、ご近所に申し訳ない」
「離れて暮らす親の家のことが心配」
「畳に虫が出て困っている」
「家具を動かしたいけど、一人では無理」
エアコン清掃も、草むしりも、お片付けも、
害虫駆除も、お引っ越し補助も。
これまでも一つひとつ、お客様のお困りごとに応えてきました。
そして、もう一つの事業として、介護にも携わるようになりました。
高齢の方のお宅に伺うたびに、
「業者を呼ぶのが怖い」
「子どもには頼れない」
という声を、本当にたくさん聞いてきたのです。
地域の方々から相談される「お困りごと」は、不動産の枠を超えて、暮らし全体に広がっていました。
12年前、私が「街の便利屋さんとしてご活用ください」と書いた時、
それは不動産業を通じて、地域の頼れる窓口でありたいという想いの表現でした。
12年間、不動産の仕事の中で、その約束を守ってきたつもりです。
管理物件のオーナー様や入居者様から、
不動産以外のお困りごとを相談されるたびに、
できる限り応えてきました。
でも、心のどこかで、こう感じていたのです。
「不動産屋」という看板の中だけでは、本当の意味で『街の便利屋』にはなりきれない。
電球を替えたい高齢の方。
お庭の手入れに困っているご夫婦。
離れて暮らす親を案じるご家族さま。
不動産の仕事の延長として応えるのではなく、
「便利屋として」、地域の暮らしのお困りごとに正面から応える事業を、始める時が来た。
そう考えて、立ち上げるのが、「暮らしの窓口」です。
私たちにとって、
仕事の重みは変わりません。
リフォーム一件も、
500円の電球交換も、
同じ気持ちでお引き受けします。
子どもも、家族も、社員も、
みんなこの街にお世話になっています。だから、街に恩返しがしたい。
その想いで、暮らしの窓口を始めます。
創業以来、私たちが大切にしてきたのは
「ご縁をいただいた方と、
末永いお付き合いをいただくこと」。
この想いは、
暮らしの窓口でも変わりません。
「人生を楽しむ人を増やす」
これは、私たち不動産の窓口株式会社の企業理念です。
ワンコイン500円の電球交換から、
月額のあんしん見守りプラン、
リフォーム一件まで。
すべてが、地域の方の「楽しい人生」を支える一環です。
どうぞ、お気軽に呼んでください。
草むしり一本でも、リフォーム一件でも、
地域への恩返しの気持ちで、誠実にお引き受けします。
「不動産の窓口さんに!」
「暮らしの窓口さんに!」
そう呼んでいただける存在になるために、
これからも、誠実に仕事を積み重ねてまいります。